NetBeansでの開発とテストにXAMPPを使うための設定

Windows 用の統合開発環境といえば、お高い PHP Storm を除けば Eclipse と NetBeans が有名ですが、色々と比較した結果、現在の開発スタイルに最も適している NetBeans を選択しました。

さて NetBeans を導入したら、次は手軽にローカル実行環境を構築する XAMPP を導入します。ここでは多少クセのある XAMPP のアレコレについて解説します。

XAMPP for Windows のダウンロード

XAMPP には、大きく分けてインストーラ版と手動インストール版の2種類があります。ここでは後者うち「ZIP」版をダウンロードすることにします。

ZIP版をダウンロード

大きいファイルですので、ダウンロードには少々時間がかかります。

XAMPP の解凍とインストール

ダウンロードが完了したら、C: ドライブ直下に解凍しましょう。xampp というフォルダの中にゴチャゴチャとファイルができていれば OK です。

このフォルダ構成は「標準的な構成」であり、これでインストールは完了です。

もし上記以外のフォルダ構成にした場合は、解凍したファイルにある setup_xampp.bat を実行しておきましょう。これで XAMPP の構成設定が更新されます。

XAMPP の設定変更

このままでも既に XAMPP は実行可能な状態なのですが、ここでは NetBeans で PHP アプリケーションの開発を行うという前提で、必要となる設定をしていきます。

PHP のモジュールを設定する

当然のように使用するモジュールが使えなかったりするので、php.ini をテキストエディタで開いて編集します。

エクスプローラから直接エディタを起動しても良いですし、xampp-control.exe を実行して Apache の「Config」ボタンをクリックしても設定ファイルを開くことができます。というか後者のほうがラクでしょう。右側にある「Config」から、使用するエディタの設定もできたりします。

PHPの設定ファイルを編集

いずれかの方法で php.ini を編集できる状態になったら、990行目あたり以降の extension=php_*.dll が羅列してある部分を変更します。

;extension=php_openssl.dll

上記の部分を、行頭の ; を外して以下のようにします。

extension=php_openssl.dll

これで SSL モジュールが使用できるようになりました。PHP の Composer が動かない!といった場合はコレが悪さをしていた可能性大です。なぜ無効にしてあるのかは不明です。

他に、せっかく XAMPP には Mercury という聞きなれないメールサーバも付属していますので、imap モジュールも有効にしておきたいところです。

;extension=php_imap.dll

extension=php_imap.dll

PHP の Xdebug を有効にする

これも、主に開発環境の一部として使われる XAMPP でなぜ無効にしてあるのかわかりませんが、デバッグを行うための Xdebug が無効になっているので有効にします。

;zend_extension = "C:\xampp\php\ext\php_xdebug.dll"

zend_extension = "C:\xampp\php\ext\php_xdebug.dll"

そして設定値が色々ありますが、面倒なので以下をコピペして最終行に追記しておきましょう。

xdebug.remote_enable=1
xdebug.remote_host=127.0.0.1
xdebug.remote_port=9000
xdebug.remote_handler="dbgp"
xdebug.profiler_enable=1
xdebug.profiler_output_dir="C:\xampp\tmp"

MySQL の設定を変更する

同じようにして、MySQL の設定ファイルである my.ini を編集します。Linux 等では /etc/my.cnf だったりするアレです。

デフォルトで使用する文字コードを UTF-8 にする設定です。

まずは [mysqld] の下に以下の行を追記します。

character-set-server = utf8

そして [mysql][mysqldump] それぞれの下に以下の行を追記します。

default-character-set = utf8

XAMPP の実行と自動実行の設定

ここまでで、大抵の本番環境と似た状態になったと思います。

早速 XAMPP を起動してみましょう。起動するのは xampp フォルダにある xampp-control.exe です。

デスクトップなどにショートカットを作っておくと便利です。

起動したら、まず右端にある「Config」ボタンをクリックしましょう。そして、今後の XAMPP 起動時に自動実行したい項目を選択しておきます。

自動実行する項目を選択

ここでは Apache, MySQL, Mercury を自動実行するよう設定しておきました。よく見るとテキストエディタも変更してあります。

ほかに、起動時に最小化してくれる「Start Control Panel Minimized」も地味に便利です。

「Save」したら、再起動しても良いですし、このまま Apache などの「Start」ボタンをクリックしても OK です。

NetBeans の設定

NetBeans で、XAMPP を使用するための設定をしておきます。

まずは「ツール」 → 「オプション」と進み、オプションダイアログの上部アイコン「PHP」をクリックします。

そして「一般」タブにある「PHP 5インタプリタ」の項目に、インストールした XAMPP の php.exe を指定します。

PHP 5インタプリタの設定

次に「デバッグ」タブを開、不要だと思われる「最初の行で停止」のチェックを外しておきます。

最初の行で停止のチェックを外す

まとめ

これで、NetBeans と XAMPP を使った Web アプリケーション開発とデバッグができるようになりました。

NetBeans では、さらに PHPUnit によるユニットテストや、各種 PHP フレームワークのプラグインなども豊富に揃っていますので、公式サイトや Google 先生を参考に色々調べてみてください。

大手の Symfony や Zend だけでなく、CakePHP や FuelPHP のプラグインもありますよ!